糖尿病があっても間食やおやつは楽しめます。おはぎや大福などの和菓子と洋菓子の違い、果物の量の目安と選び方、コンビニで栄養成分表示を見て選ぶコツ、食べるタイミング、食後の血糖値の測り方まで、血糖値が上がりすぎないおやつとの付き合い方を解説します。
糖尿病があっても、間食やおやつを一切やめる必要はありません。ただし間食はそのまま糖質を上乗せするため、食後の血糖値が下がりきらないうちに何度も食べると、血糖値が高い時間が長くなります。何を、いつ、どのくらい食べるかを前もって決め、必要に応じて食後の血糖値を測って自分の反応を確かめることが、上手に付き合うための基本です。
なぜ間食で血糖値が上がりやすいのか
食後の血糖値が下がりきらないうちに甘いものを食べると、血糖値は再び上がり、高い状態が長く続きます。小さなお菓子でも、毎日続けば糖質やエネルギーは大きく増えます。
和菓子と洋菓子の違い
おはぎ、大福、どら焼き、団子、ようかんなどの和菓子は、洋菓子に比べると脂質が少ないものが多い一方、あんこや餅、砂糖が中心で糖質はしっかりあります。
ケーキやシュークリームなどの洋菓子は、砂糖に加えてバターや生クリームの脂質も多く、エネルギーが高くなりがちです。
- 和菓子も洋菓子も「毎日の習慣」ではなく「ときどきの楽しみ」にする
- 大きいものは半分に切り、残りは家族と分けるか翌日に回す
- 甘い飲み物と一緒にとらず、お茶や水を合わせる
果物の量の目安と選び方
果物にはビタミンのほか果糖などの糖質も多く含まれます。日本糖尿病学会の『糖尿病食事療法のための食品交換表』では80 kcalを1単位としており、果物は1日1単位(80 kcal)程度がよく使われる目安です。自分の量は主治医や管理栄養士と確認してください。
- ジュースより、丸ごとの果物を選ぶ
- みかん、りんご、いちご、キウイは取り入れやすい
- ぶどう、バナナは甘みが強いので、量を少なめにする
- 干し柿などのドライフルーツは糖質が凝縮しているので少量に
- 缶詰の果物はなるべく避ける
コンビニでおやつを選ぶコツ
コンビニの商品には栄養成分表示があります。多くは「炭水化物」が書かれており、「糖質」と「食物繊維」が分けて表示されていることもあります。表示が1袋あたりか100gあたりかを確認し、実際に食べる量で比べましょう。
- 選びやすいもの:素焼きのナッツ(小袋)、無糖ヨーグルト、ゆで卵、チーズ、枝豆
- 控えたいもの:菓子パン、甘い缶コーヒー、清涼飲料水
- 飲み物は水、お茶、無糖のコーヒーを基本にする
食べるタイミングと血糖値の確かめ方
甘いものを食べるなら、空腹時にだらだら食べるより、食事のすぐあとにデザートとして少量とるか、時間を決めて食べるほうが管理しやすくなります。テレビを見ながら袋のまま食べるのは避けましょう。
同じおやつでも、血糖値の上がり方は人によって違います。医師にすすめられている場合は、食べる前と食べてから1〜2時間後に血糖値を測り、種類や量を変えて比べてみてください。食後の上昇をゆるやかにする工夫は、食後の血糖値の急上昇を抑えるコツでも紹介しています。
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