HOMA-IR計算ツール

HOMA-IR(Homeostatic Model Assessment of Insulin Resistance)で、インスリン抵抗性を推定します。空腹時血糖と空腹時インスリンを使って、体がインスリンにどれだけ反応しているかを評価する、検証済みの計算式です。

mg/dL
μIU/mL

HOMA-IR:判定の目安

  • < 1.0インスリン感受性:最適

    インスリン感受性がとても良好

  • 1.0 – 1.9正常

    インスリン感受性は正常

  • 2.0 – 2.9初期のインスリン抵抗性

    インスリン抵抗性の初期兆候

  • ≥ 3.0明らかなインスリン抵抗性

    明らかなインスリン抵抗性 — 主治医にご相談ください

医療に関するご注意

このツールは情報提供のみを目的としています。HOMA-IRは、全体的な臨床像をふまえて医療従事者が評価するものです。結果を自己診断や薬の変更に使わないでください。

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HOMA-IRとは?

HOMA-IRは、1回の空腹時採血からインスリン抵抗性とβ細胞の働きを推定するために1985年に開発された計算式です。日本で一般的なmg/dLを使う場合は、HOMA-IR = 空腹時インスリン(μU/mL)× 空腹時血糖(mg/dL)÷ 405で求めます(mmol/Lの場合は22.5で割ります)。数値が高いほど、インスリン抵抗性が強いことを示します。

HOMA-IRの見方

公表されている基準値は、対象集団や測定方法によって異なります。日本糖尿病学会の『糖尿病治療ガイド』では、1.6以下を正常、2.5以上をインスリン抵抗性ありの目安としています。海外の文献では、おおよそ次のような目安が使われています:

  • 1.0未満: インスリン感受性が良好 — 細胞がインスリンによく反応しています。
  • 1.0〜1.9: 健康な成人の多くが入る正常範囲。
  • 2.0〜2.9: インスリン抵抗性の初期 — 食事や運動で大きく改善できる段階です。
  • 3.0以上: 明らかなインスリン抵抗性 — メタボリックシンドローム、糖尿病予備群、2型糖尿病のリスクと関連します。主治医に相談しましょう。

実際の使われ方

HOMA-IRは、研究でも臨床でも、インスリン抵抗性を手軽に調べられる指標として広く使われています。空腹時の採血1回だけで済むため、高インスリン正常血糖クランプ法のような大がかりな検査よりずっと実用的です。メタボリックシンドローム、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、心血管疾患のリスク評価や、生活習慣や治療の変更の効果を追うために使われます。

参考文献

  • Matthews DR, et al. Homeostasis model assessment: insulin resistance and beta-cell function from fasting plasma glucose and insulin concentrations in man. Diabetologia. 1985;28(7):412-419.
  • Stern SE, et al. Identification of individuals with insulin resistance using routine clinical measurements. Diabetes. 2005;54(2):333-339.
  • Gayoso-Diz P, et al. Insulin resistance (HOMA-IR) cut-off values and the metabolic syndrome in a general adult population. Eur J Clin Invest. 2013;43(10):1046-1052.
医療に関するご注意: このツールは情報提供と学習のみを目的としており、医学的な助言に代わるものではありません。HOMA-IRは、あなたの病歴全体をふまえて医療専門家が評価すべき値です。治療を変更する前に、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。